体内時計を朝の光でリセット
このリズムは、体内時計に従って制御されています。
人間の体内時計は、脳の中の視床下部にある視交叉上核(しこうさじょうかく)というところにあります。
そして、体内時計は、朝、視神経から入った光の情報に基づいて、一日周期でリズムを刻んでいます。
この「光の情報」というのが、起床時に浴びる太陽の光です。
体内時計は、朝に浴びる太陽の光でリセットされます。
起床時に、太陽の光を浴びることによって、また新たな一日のリズムを刻み始めます。
ところが、体内時計は25時間周期とされており、1日の24時間より1時間長くなっています。
そのままでは体内時計が少しずつずれていくことになるため、体内時計を調整する必要がでてきます。
そのため、朝、起床時に浴びる太陽の光によって、体内時計は調整されているのです。
体内時計は朝食でリセットできる
体内時計をリセットするのは、朝に浴びある太陽の光だけではありません。
体内時計は食事によってもリセットすることが可能です。
体内時計は、朝に浴びる太陽の光だけではなく、食事の影響も受けています。
決まった時間に規則正しく食事をとることは、人間の体内時計を整えるのに役立ちます。
朝食は体内時計のために重要
特に、体を目覚めさせる「朝食」は重要!
朝食を摂ることで、体の臓器を目覚めさせることができます。
朝食を摂ると、胃腸が活発に動き出します。
また、朝食をよく噛んで食べることで、脳に刺激を伝えることもできます。
午前中に活動するエネルギー源にもなるので、忙しくても、朝食は抜かないようにすることが大切です。
不規則な生活やストレスなど、何らかの理由で乱れてしまった体内時計は、睡眠のリズムにも悪影響を及ぼします。
そのため、光の情報と同じく、体内時計の調整役を担っている朝食は、心地よい眠りを得るための重要なポイントということができるのです。
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体内時計をリセットする朝食メニューは?
体内時計をリセットする朝食には、脳のエネルギー源にもなる糖質を補給しましょう。
糖質は、からだや脳を動かす即効性の高いエネルギー源です。
また、体を働かせるために必要なホルモンや酵素、免疫細胞の基になるたんぱく質も摂りましょう。
たんぱく質は筋肉や内臓、髪、爪などを構成する成分です。
たんぱく質は体内ではアミノ酸となり、これが細胞の基本成分です。
朝食には、糖質とたんぱく質を含んだバランスの良いメニューを摂るように心がけましょう。
忙しくて朝食をとる時間がないという方も、何も食べないという選択ではなく、体内時計をリセットし整えるためにも、バナナぐらいは食べて欲しいところです。
忙しくて時間がなくても、バナナなら素早く食べることができて、腹持ちもいいです。
バナナは1本約86キロカロリー。
ご飯にしてお茶碗半分ぐらいのカロリーをとることができます。
バナナには、ビタミンやミネラル、食物繊維もバランスよく含まれています。
さらにヨーグルトをプラスすれば、整腸作用も期待できておすすめです。
夜、寝付きが悪くなったり、
朝、起きるのがつらかったり、
体内時計がずれたのではないかと感じたら、
太陽の光を浴び、朝食をとることで、体に朝が来たことを知らせ、体内時計をリセットさせましょう。