成長ホルモンと睡眠の関係
睡眠の目的は、体と脳のメンテナンス。
体と脳の疲労を回復させるのが、睡眠の大きな目的のひとつです。
つまり、睡眠中は、体と脳の疲れを取る内臓や筋肉のメンテナンスタイムだと言えます。
成長ホルモンは睡眠中に分泌される
そんな睡眠中に、せっせと分泌されているのが、様々なホルモンです。
睡眠中に分泌される様々なホルモンのなかでも、疲労回復の役割を担っているのが、成長ホルモン。
疲労回復や内臓や筋肉のメンテナンスのためには、成長ホルモンが欠かせません。
そのため、睡眠不足だと、成長ホルモンが十分に分泌されず、睡眠の目的である「疲労回復や体のメンテナンス」がスムーズに行われなくなってしまいます。
成長ホルモンと子供の睡眠
成長ホルモンの役割は、疲労回復や体のメンテナンスだけではありません。
成長ホルモンには、成長期の子供の筋肉をつくり、骨をつくるという重要な役割があります。
成長ホルモンは、就寝後すぐの深い眠りのとき(ノンレム睡眠中)に多く分泌されることがわかっています。
そのため、年齢の若い方や、成長期の真っただ中にいる子供の睡眠が深いのは、それが必要だからだと言えます。
20代の頃は、いつまで寝ても寝足りなくて、いつまでも眠れる気がした経験がありませんか?
また、子供が寝ているとき、何度体を揺り動かしても、なかなか起きてくれないというのも、それだけ、睡眠が深いことをあらわしています。
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中高年以降の睡眠の変化
中高年世代になると、次第に睡眠が浅くなっていきます。
これは、加齢にともなって、体や脳が変化しているためと考えられています。
加齢とともに、睡眠を持続する能力も衰えていくのです。
そのため、中高年世代になると、中途覚醒や早期覚醒が起きやすくなります。
また、中高年世代は、日中の活動量が減っていく年代でもあり、体の疲労感も少ないため、深い睡眠が得られにくくなっていることも考えられます。
睡眠中に何度も目が覚めて、その後、なかなか寝つけない状態のこと
自分の望む起床時刻より2時間以上早く目覚めてしまう状態のこと
このような、中高年世代の睡眠の変化は、加齢による自然な変化なので心配は要らないとされています。
しかし、日中に体をよく動かしたりすることで、眠りのスイッチが入りやすい状態をつくることは可能です。
昼間、ゴロゴロと過ごすのではなく、意識的に体をよく動かし活動的に過ごしてみましょう。